ベルリンの壁周辺を歩く

1989年末 壁が取り壊され、翌年の5月初旬にベルリンを訪れ、同市を散策した。ブランデンベルグ門手前から歩き始め、壁にそって
歩き続けると、チェックポイントチャーリーに到る。現在は大通りの中央分離帯に米軍兵チャーリーの写真が残るだけのようであるが、この時は、
税関としての検疫所であった。パスポートを提示して通過するのに30分は掛かったが、東側への経験は今回が最初で最後であると思い、進んだ。
整然として質素な街づくりではあったが、何の抵抗もなく歩けた。途中ベルリン一の中華料理店で食事をしたが、一皿が少量であり、加えて余りにも高額であるのには驚いた。しかもそこのトイレのティッシュでも、灰色をした再生紙であり、20年代の東京や横浜の状況を思い出す。東側の地下鉄駅にも降りたが、西側のみ走行して東側駅は通過であった。  しかし駅としての機能は充分に維持されており、いつ開通しても使える状態になっていると思えた。日本も北海道東北部が東独と同じようになる可能性があったと聞くが、札幌が同じ状況になっていたのかということも脳裏に走った。

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© Copyright, Kaz Hiroyama

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