Poland
ポーランドの首都・ワルシャワは、14世紀から19世紀までのゴシック・新古典主義の歴史的建造物が連なり、「北のパリ」とも称された美しい都。しかし、中世さながらの現在の街並みは、実は、建設から半世紀の歴史しか経っていない。第二次大戦において、ワルシャワは、ナチス・ドイツの侵攻を受けた。 東側体制崩壊から15年、EUにも最近加盟したが、大都市といえども、ネオン、照明は最小限で、レストランも21時頃には既に閉店し、夜は非常に暗かった。 しかし学生、学生は多く、欧州言語で最も難しい格変化を持つ自国語をベースに英語、ドイツ語は当然のこととして、熱心にそれぞれのサブジェクトに勤勉な彼らを見ると、将来は明るいと感じた。
1980年、ワルシャワは建物そのものの保存価値ではなく、街を再建復興させた人々の不屈の意志を認められて世界遺産に登録された。ワルシャワは、人間の記憶と行いそのものに価値を見いだす世界初の世界遺産となったのである。