ランス(Reims)はフランス北部シャンパーニュ=アルデンヌ地域圏マルヌ県の郡及び市。人口約20万。シャンパーニュ=アルデンヌ地域圏最大の都市である。
(ただし地域圏首府でも県庁所在地でもない。)かってフランス国王の聖別戴冠式が行われたノートルダム大聖堂が所在する。
ローマ時代に遡る古い町で、3,4世紀の遺構であるマルス凱旋門も残る。498年メロヴィング朝フランク王国のクロヴィス1世がこの地で聖別戴冠式を挙行した故事により、
フランス王家の聖なる都市とされ、歴代国王の戴冠式が行われてきた。ノートルダム大聖堂は12世紀の建立である。1619年にはジャン=バティスト・コルベールがこの町で生まれている。
町は第一次世界大戦で戦場となり、破壊されたことがある。1962年シャルル・ド・ゴール大統領とコンラート・アデナウアー首相がこの地で会見し、歴史的な独仏和解が行われた。 |