カード関係の展示会が例年パリで開催されるが、現地での会議もあり日程が固定された旅程であった。
それに合わせるように到着日から交通ゼネストが始まった。
朝4時にパリ空港に着いたが、列車は動かず、タクシーにてソルボンヌ近くのホテルに到着。
なじみのフロントにゼネストの件を聞くと、展示会場に到達する方法はないという。展示会場は空港駅のひとつ手前であり、同じ道をタクシーで戻るのは随分と無駄であるから北駅まで歩く覚悟をして、サンミッシェル橋方面へ坂を下る。
同駅では一部地価から人が出てくるので、一縷の望みを託して改札にいくと、いつ。来るか判らないが地下鉄は走っているようだ。しかも切符をチェックする機能は停止している。、待つこと15分強烈に混んでいる電車に乗るが、北駅止まり、その先の案内が全くない。というよりフランス語のみで判らない。やっとのことで北駅以北には走らないとのこと。滅多に北駅の外に出ることはないので、新鮮な空気を吸いに正面を出て、カフェに入る。実はその前に駅の出口で大勢にビジネスマン風の男女が並んでいる様子が見えたのでそれに興味を持って近くまで行き、ついでにカフェに入ったという次第であった。その列は、北駅から展示会場への無料バスを待っているのであった。カフェで通行人をこっそり撮ったあと、列の後方に並んだが全く前進する様子もないので、これもしばらく並んで諦め、乗りなれたタクシ^乗り場へと移動する。明るいうちにこの乗り場を利用したことがなく、前のビルの扉に戦争帰省者の碑が刻んであることを初めて知る。
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